こんにちは。
今日は、空気がぴんと張りつめた冬の朝。
私の表面には、うっすらと白い息のような曇りが広がっています。
外はとっても寒そう。
でも、お部屋の中はぽかぽか。
ストーブの熱が、じんわりと私に届いてきます。
窓辺には、ふわふわの毛布にくるまった猫ちゃん。
時々、私の方を見て、のんびりまばたき。
「寒いね〜」って言いながら、誰かが私の前に立ち、 外の景色を眺めています。 木々の枝には霜がついて、まるでガラス細工みたいにキラキラ。
私は、外の冷たさと中のあたたかさの境界線。
でも、どちらの世界も大切で、どちらにも寄り添いたい。
夜になると、窓の外には星がちらちら。
空気が澄んでいるから、遠くの光までよく見える。
「冬って、静かで好き」 そんな声が聞こえると、私はそっとうなずきます。
そう、私は「窓」。
季節の移ろいを映しながら、 誰かの心に、そっと寄り添う存在なんです。