本日は横浜市鶴見区で換気扇の交換です。
既存の換気扇はこのような『プロペラファン』でした。
この換気扇を解体します。
プロペラファンの排気口の位置がちょっと低めなので、
薄型の換気扇を選定しました。
既存のプロペラファン用の排気口を丸型150Φに変換します。
次に、換気扇本体を取り付けします。
換気扇の排気管を接続します。
ここからの工程が結構重要です。
以外にリフォーム屋さんがやってしまうのが、
排気ダクト管をアルミのジャバラ(アルミフレキ管)で接続してしまうことです。
UB換気扇やトイレ換気扇はアルミフレキでもいいと思いますが、
キッチンの換気扇の排気管は、とても熱い排気が発生するところで、
アルミのジャバラでは熱に耐えられません。
そして、ひどい事に、断熱材も巻かず、アルミフレキ管のみの接続で
フタをされてしまうことがあります。
火災の原因にもなりかねません。
INOKENでは、数々のリフォーム実績による知識と経験でこのような施工はいたしません。
INOKENでやっている、本来の施工をお伝えします。
まず、使用するダクト管は、スチール製のフレキ管を使用します。
スチールフレキ管にロックウール(耐熱材)を巻き込みます。
この状態でロックウールをしっかりと固定するためにネットを巻き込みます。
これで完了です。
この状態にして、換気扇の上部にフタをして完了です。
キッチン換気扇の排気ダクト管の接続は、このようにやります。
アルミフレキが安価なため、施工が簡単なため、
このぐらいならいいだろう…。という感覚でリフォーム屋さんはやってしまいます。
しかし、火災につながる危険性のある施工法なのです。
INOKENでは、見えなくなるところもしっかりとコンプライアンスを守り施工いたします。
それが、INOKENの信念だからです。
横浜市の「厨房設備に付属するフード及び排気用ダクトの基準」(横浜市火災予防条例第4条の4号の細部基準)では、鋼製であっても、フレキシブルダクトは、原則として認めておりませんので、ご留意ください。
ご忠告大変にありがとうございます。
井上浩志
福岡市からです。所有するアパートがアルミフレキであったため訴訟した事があります。裁判では基本的な安全性を欠く不法行為とされ請求額どおりの判決となりました。さて福岡市の消防局の立入り検査のを受けたときの話です。指導書にはスパイラルダクトを使うように指示が出ました。
これは指導書の内容で、実施工は曲げが必要な箇所はスチールフレキでも良い。とされました。写真のロックウールが5㎝厚なら福岡市だとOKになります。横浜の消防局でもその程度の融通は効くのではないでしょうか?
ご意見・ご忠告ありがとうございます。
当社でも安全性を重視し、確かな施工をして参ります。