前々回、前回に引き続き「たまプラーザ団地」のフルリフォームのご紹介です。
壁・天井・床とだいぶ出来上がってきました。
本日は、設備工事のご紹介です。
既存の浴室はこのようになっていました。
そして、給湯器が浴槽の裏側に付いている「オールインワンタイプ」でした。
この壁貫通型の給湯器は、
「たまプラーザ団地」では、
よく見られます。
昔はこのパターンしかありませんでした。
この給湯器で浴室と洗面台のお湯を
まかなっていました。
キッチンのお湯は、
昔ながらの「瞬間湯沸かし器」を使用していました。
フルリフォームをご提案する上で、
この辺の使い勝手の悪さを改善できるように
考えなければなりません。
そこで、INOKENは、管理組合様の許可を取り、ベランダの外に「壁掛形の給湯器」を取り付け、
そこから、ユニットバス・洗面台・キッチンへとお湯のラインを配管しました。
そのためにまず、壁に配管用の穴を開けなければなりません。
管理組合様からいただいた、図面を元に鉄筋がないか調査をして、
壁に穴あけ(コア開け加工)をしました。
きれいに配管用の穴が開きました。
これで壁掛け用の給湯器を取り付けして、配管を切り廻せます。
こうして給湯器から持ってきた、給湯管を床下に潜らせます。
この配管方法は、お客様宅が１階だからできる配管です。
階上のお客様の場合は、床上(フローリングの上)に壁沿いに配管ルートを取らなければなりません。
こうして、きれいに配管工事をしてユニットバス・キッチン・洗面台などの水廻り設備が完了します。
洗面台に配管が接続され、完了しました。
ユニットバスも完了です。
キッチン換気扇の排気ダクトを加工して取り付けます。
給水給湯排水管の接続をし、キッチン取り付け完了です。
今回は、サービス工事として、
床下収納庫を設置しました。
お客様宅が１階だからこそできる施工です。
床下が深いので、
普通に床下収納庫を取り付けてしまうと
お使いになっているうちに
床下が抜けてしまいます。
ですので、このように床下収納の底辺に
ちょうど良くなるようにレベルを考えて、
ブロックを積み、嵩上げをします。
これで、床下収納が抜け落ちることはありません。
完了です。
「たまプラーザ団地」で床下収納があるお宅は、
こちらのお客様宅だけではないでしょうか？
こういったお客様目線のご提案がINOKENが最も得意とするところです。
本日のご紹介はここまでです。
次回は、完成バージョンのご紹介です。＼(^^)／
