前回に引き続き、「たまプラーザ団地」のフルリフォームのご紹介です。
前回は、既存の壁・床を解体撤去しましたが、
今回は、壁と天井に下地野縁を組み断熱層を作ります。
『尺ピッチ』といって、約30cm間隔で野縁を組んでいきます。
実は、この辺がINOKENのこだわりなのです。
見えなくなるところなので、『尺5寸ピッチ』の約45cm間隔でもいいのですが
壁と天井の下地をガッチリと造り上げるために、材料を増やして、手間をかけてでも
見えないところをしっかりと取り組みます。
壁と天井の野縁が組みあがりました。
きちんと施工をすると、骨組みまでもが、きれいに見えます。
次に、建具を取り付けるための、枠の下地を造作します。
壁の取り合いを考えながらの作業です。
このあたりから、特に難しくなってきます。
リフォームなので、新築のように何もないところに設計図通り作っていくわけではありません。
既存の壁も微妙に曲がっていたり、若干床が沈んでいたりします。
そこに、新規の建具を取り付けるわけですから、その微妙なラインをどう克服するかが
現場の職人の技によるのです。正に『匠の技』の勝負です。
レーダーで水平垂直を出します。
次にこのタイミングで電気設備工事が入ります。
今までは、躯体壁(コンクリート壁)だったので、配線がむき出しでした。
また、コンセントの数量が圧倒的に足りなかったので、今回増設し、
電化製品が多く置かれるキッチンは専用回路で配線をします。
次に、躯体壁(コンクリート壁)に組んだ野縁の間に断熱材を仕込んでいきます。
躯体壁には、すべて断熱材を仕込みました。
次に、『野縁組み』をした壁と天井に耐火ボードを張っていきます。
次に、床です。
全室和室だったのですが、フローリングにするために『根太上げ』をし、断熱材をはめ込んでいきます。
フローリングを張り、クロスを張ります。
だいぶ出来上がってきました。
今回はここまで。
次回のリポートをお楽しみに!!