それでは、完結編です。
今回のメイン工事のミラーの取付です。
ミラーの設置といっても、壁があるからそれに貼るだけでしょ!!
そう思われるかもしれませんが、ちょっと違います!!
ミラーの設置方法について詳しく説明させてください!!
まず、ミラーを現場に運び入れる事から注意が必要です。ガラスについても全く同じことが言えますが、見た目以上に重さがあり、非常に持ちにくいのです。
運ぶときは、立てて運びますが、お部屋までの搬入にも一苦労。今回は3階のお部屋で、エレベーターにギリギリ乗ることが出来ました。
余談ですが、今回の大型のミラーを運ぶとき、三人で運び入れました。ミラーを持つ人2人、それにプラスして、エレベーター係も必要なんです。ミラーがエレベータに入りきる前にドアが閉まり始めてミラーに当たってしまったら即”パリンッ”…。
さて、ミラーの設置に参ります。
前もって、ミラーの位置は印付けしてありますが、念のため水平器を使って最終チェック‼
このひと手間を飛ばしてしまうと、後々大変なことになるかもしれません。
念には念を入れて。場所の確認をが出来たら、ミラーを仮置きします。そして4枚目の写真でわかりますか??ミラーのコバに黄色いマスキングテープが張ってあるのです。これは、隣のミラーを置いたときにちょっとぶつかっただけでも欠けてしまう可能性があるので、養生としてコバにテープを張っておきます。また、壁に近いほうは、微妙なずれなどで入りにくいこともあります。念入りに寸法を計測します。
続きまして、ミラーに接着剤をつけていきます。
仮置きして場所を確認したミラーを裏返して、ミラーマットというミラー施工専用の両面テープを貼り付けます。合わせて、ミラー施工専用の接着剤(ミラーボンド)をつけていきます。ミラーボンドは、塗ったときはゲル状ですが、接着し、硬化するときに容積が収縮するのを最小限に抑えるものになっています。よって、接着剤が収縮することでミラーを裏から引っ張って、歪んだりすることを防ぎます。こういった見えないところのボンドもこだわりで施工しないと仕上がりに満足はいきません。
隣のミラーとの高さが変わらないように十分に確認しながら慎重に貼っていきます。
右の写真には、ミラーを設置する時に使う”タコ”という名前の道具がミラーにくっついています。なぜタコというか。それはタコの吸盤のようになっていて、ミラーをくっつけて持つための道具だからです。建築土木業界には、生物の名前を独特な道具の名前に付けられていることが多々あります。そんなところも少しずつご案内したいなと思っております。
ピタッと並んだミラー、気持ちいいですね!!最後にミラーの下にある架台を外し、クロスを張って完了です。
スタジオ完成です!!ミラーもきれいに拭きました。
どうですかこの圧巻ぶり!!部屋がものすごく広く見えますね。ミラー同士のずれもなくピタッとはまったミラーは圧巻です。
まもなくここでは、たくさんの方が楽しくダンスの練習をされのだろうと想像しながらウキウキ気分で工事完了です。また、次の現場を頑張ります。
うちのスタジオもこんな風にしたいなぁ、ダンスの練習用に自宅に大きなミラーが欲しいな、こんな大きなミラーではなくてもいいので玄関に姿見が欲しいな、そんな方は一度お気軽にINOKENにご相談ください
皆さんに喜んでいただける親切なリフォームで、感動的なリフォームを体感していただけるよう、INOKENは精一杯の努力をさせていただきます。
これにて、大型ミラー設置・フロアー工事の完了です。