お待たせいたしました。完結編となります。
さあ、メイン工事とは?一体どんな工事でしょうか??
施工後はこちらです。
何ですか、これ??
前回のクロス完成写真と同じでは??
そして、なぜ、床の一部だけべニアになっていて、管が出ているのですか??
そのお答えは、こちらに巨大水槽を置く予定なんです。
あの管は、排水管。そして管の後ろにあるのが水道水栓なんです。
水槽の温度を保つために、混合水栓にして温水も出るようになっています。
大きな水槽を置くためには、一番重要な点、それは床です。
水槽自体重いものなのにそれに水を水をいっぱいに入れると1トン以上の重さになります。
普通の床では、到底持ちません。
そこで、この床の強化と水道・排水管の設置工事を行いました。
施工前の床は、こちらです。
水槽屋さんが水槽の採寸に来ておりました。
まず、補強する範囲を決め、穴をあけていきます。
最初は、当たり前ですが何もございません。
続いて、床が水槽を支えられるように支持ボルトを使って床の柱を支えていきます。
それに並行して、キッチンの床下から、お湯と水の管を分岐して持ってきます。そして、排水も勾配を考えてつないでいきます。
床下は、こんな感じです。
床下の狭いスペースの配管も、すべて職人が通していきます。
そのため、職人は体重管理も必須です!!
すき間に入れなければ仕事になりませんからね!!
でも、AIが発達してきている今、そのうち、ロボットがすき間に入って配管を手伝ってくれるようになるのでしょうか??
グレーの管が排水管、青が水、赤がお湯になります。
水栓は、壁に付けるので、壁より出し、排水は床から出す形になります。
ここで重要なのが、いちばん最後の写真。
これは、S字トラップといいます、排水配管の一部に水をためて、臭気などを防ぐための構造のことで「排水トラップ」といいます。
これは、一見単純でそんなに重要そうでもないのですが、下水からの悪臭や虫などが室内に侵入する可能性があるため、それらを遮断します。これは、それを防いでくれる画期的なものなのです。
中学校で、サイフォンの原理ってやりましたよね??
その原理を使っています。
中学校で学んだことをこのようなことで利用するとは、びっくりです。
断熱材などを引いて、ベニアを貼って、水道を取り付け、完成となります。
後日、水槽屋さんが、土台と水槽を持ってお越しになりました。
お水の自動ろ過装置がついて、これで水替えの心配などはございません。
大迫力の水槽です。
水槽にかかわらず、ピアノなども同じく床の補強が必要となってまいります。
そのような時は、ぜひINOKENにご相談ください。
皆様の現在のおうちのお悩みをお聞きし、INOKENはお客様に寄り添い同じ気持ちになって、今後の生活空間を創造し考え、お客様にとって最適なリノベをご提案させて頂きます。
ぜひ、INOKENの感動的なリフォームをご体験ください。
そして、近所のおうちのかかりつけ医のように末永くお付き合いをさせて頂けたら幸いです。