皆さんがどこに頼んでいいかわからない工事に『エアコンの先行配管工事』があります。
INOKENでは、この『エアコン先行配管工事』もよく承ります。
今、エアコンを購入するときは、街中の電気屋さんよりは、
ヨドバシカメラやビックカメラなどの量販店で購入されることが多いかと思います。
購入した量販店にエアコンの取り付けを依頼はできますが、
ごくごく標準の工事しかやってくれず、『先行配管』のような特殊工事は受けてくれません。
そこでINOKENの出番です。
本日は、横浜市港北区のマンションに来ています。
こちらのマンションを購入されたお客様より北側の洋室にエアコンを取り付けたいんだけども
『窓用エアコン』しか取り付けできないようになっていて、
どうしても『窓用エアコン』が嫌で、普通の壁付けエアコンを取り付けられないか?
とのご相談でした。
伺って見ると、こちらの間取りのマンションでした。
こちらの図面の玄関から入って左側の洋室にエアコンを取り付けたいとのことでした。
図面の左側が北側で、右側が南側です。
北側の洋室には、エアコン用のスリーブ(穴)が壁に開いていなく
エアコン用のコンセントはあるのですが、エアコン用の穴はないので、
窓用エアコンで対応する設計のようでした。
実際、近隣戸のお部屋を共有部廊下から見てみると、
皆さん窓用エアコンをお取り付けしていました。
しかし、今回ご相談いただいたお客様は、余程、窓用エアコンがイヤなようで
どうしても普通の壁掛けエアコンを取り付けたいとのことでした。
ということで、『エアコン先行配管工事』を行います。
南側のバルコニーのテラス窓の壁には、
上の方は、リビングのエアコン用として使用し、
下の方を北側洋室のエアコン用スリーブとして使用します。
北側洋室のこの辺りに壁付けエアコンを取り付けたいので、ここから配管をクローゼットの中に通します。
このクローゼットの中を配管を通し、リビングに持ってきます。
以上が配管の大体の流れです。
そこで考えないといけないのが、ドレン配管です。
冷媒管(2本)は、勾配などの角度は気にしなくていいのですが、
ドレン配管は勾配をきちんととらない大変なことになります。
勾配が取れていないとドレン管の中にエアコンから出てきた水が溜まって逆流してきます。
ドレン配管の勾配率は1/100以上の下がり勾配を付けなければなりません。
また、隠ぺいした壁の中でドレン管を結露させてはいけないので、
断熱の専用ドレン管を用います。
今回はここまでです。
次回は、工事中のご紹介をいたします。
お楽しみに(@^^)/~~~